井戸ポンプのトラブル!よくある故障原因と修理についてご紹介!
井戸ポンプは、井戸水を汲み上げて家庭へ供給する重要な設備です。しかし、長年使用していると故障してしまうことも・・・ポンプが突然動かなくなると、生活に大きな支障をきたしてしまいますね。
この記事では、井戸ポンプが故障する原因と修理方法を詳しく解説いたします。
水漏れ、モーターが止まらない、異音などよくあるトラブルの考えられる原因と対処法をご紹介いたします!また、自分でできる応急処置と、修理業者に依頼すべきケースも詳しく解説いたします。
井戸ポンプの故障でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
なぜトラブルが起こるの?
そもそもなぜ井戸ポンプのよくある故障やトラブルは起きるのか?気になりますよね。その主な原因を3つご紹介します!
①経年劣化
故障の原因はそれぞれ異なりますが、井戸ポンプはさまざまなパーツでできています。そのため、どれか一つのパーツを交換・修理するだけで改善された!なんてことも珍しくありません。
②凍結
冬場や寒い時期は井戸水が凍結してしまう場合があります。配管には断熱材がまかれていることがほとんどなので凍結することはまれですが、寒波が来た時やいつもより寒い冬の年は注意してください。
③井戸のつまり
井戸のストレーナーの目詰まりや、井戸ポンプで地下水をくみ上げることによって砂や小さいゴミが井戸底に溜まっていきます。砂やゴミが溜まってしまうと井戸の水深が浅くなり水量も減ってしまいます。
井戸のメンテナンスをしっかり行うことで、未然に井戸や井戸ポンプのトラブルを防ぐことができます。
井戸ポンプのよくある故障やトラブル
実際、井戸ポンプの故障を放置してしまうと水道代が跳ね上がったり、床や壁が腐食したり、カビやダニが発生したりと、様々な問題を引き起こす可能性があります。ここでは、置きやすいトラブルを5つに絞ってご紹介します。また、トラブルを未然に防ぐ方法や考えられる原因も見ていきましょう。
特に多い水漏れ
井戸ポンプの水漏れで最も多いトラブルは水漏れです。接続部分の緩みや経年劣化によるパッキンの傷み、凍結による破損が主な原因で起こります。放置すると、周囲を水浸しにしたり、建物の腐食を招いたりする恐れがあります。
また、井戸ポンプは経年劣化によって、タンクやネジなどの部品が劣化し水漏れが発生することがあります。
水漏れが止まらない原因
・接続部分の緩み
・パッキンの劣化
・ポンプ本体の亀裂
・ホースや配管の破損
井戸ポンプの故障を放置してしまうと、水道代が跳ね上がったり、床や壁が腐食します。そして厄介なことにカビやダニが発生したりすることも!!!そんな事が起きないように、水漏れの予防をするには、以下の点に気をつけましょう。
・定期的な点検とメンテナンス
定期的にポンプの状態をチェックし、必要に応じてメンテナンスを行います。
・異常な音や振動の発見
ポンプから異音や振動が感じられた場合は、早めに原因を突き止め、修理を行います。
・接続部分の緩みの確認
定期的に接続部分の緩みを確認し、必要に応じて締め付けます。
・設置場所の清掃
ポンプ周辺の清掃を行い、砂や小石などの異物が入らないようにします。
モーターが止まらない!?
井戸ポンプで深刻な問題となるのが、モーターが止まらないというトラブルです。ポンプが常に稼働状態になる事で電気代が跳ね上がったり、モーター自体が過熱して故障したりする可能性があります。
止まらない状態とは?
・モーターが回りっぱなし
・動いたり止まったりを繰り返す
モーターが止まらない場合は、スイッチの故障やコンデンサの劣化が考えられます。ポンプが常に稼働状態となり、電気代が上がり続けるだけでなく、モーター自体が過熱して故障する可能性もあります。
無理にポンプを動かすと、故障がひどくなる可能性があります。また、感電の危険があるため、電気系統に関わる作業はすぐに電源を切り、必ず専門業者に頼みましょう。
水が出ない!
井戸ポンプから水が突然出なくなった!そんな経験は誰にとっても焦りますよね。考えられる主な原因は、以下になります。
・ポンプが動いていない
・ブレーカーが落ちている
・ポンプが水を吸い上げていない
・ストレーナーが詰まっている
・地下水位が下がっている
井戸ポンプの水が出ない原因は様々ですが、慌てずに原因を特定し、適切な対処をすることが大切です。
自分で解決できる場合もありますが、電気系統に関わる作業や専門知識が必要な場合は、必ず専門業者に依頼しましょう。
水の勢いが弱い・強い
水の勢いが弱い場合は、ポンプの能力不足や目詰まりが原因となります。
逆に、勢いが強い場合は、設定圧力の異常や配管の破損などが考えられます。
異音がする
井戸ポンプを使用しているといつもとはちがう音がする!なんて時は以下の原因が考えられます。
・ポンプが故障している
・ポンプの設置が悪い
・ポンプ内部部品の摩耗や破損
井戸ポンプは、定期的なメンテナンスと点検を行うことでトラブルを未然に防ぐことができます。
もし、井戸ポンプのトラブルが発生したら早めに専門業者に相談しましょう。
井戸ポンプ修理を依頼する業者を選ぶポイント
井戸ポンプのトラブルが発生した場合は、自分で修理しようとせず、必ず専門業者に依頼しましょう。業者を選ぶ際には、以下のポイントを参考にしてくださいね。
①実績
井戸ポンプ修理の実績が豊富な業者を選びましょう。実績が多いということは、それだけ多くのトラブルを解決してきた経験があり、技術力も高いと考えられます。
②保証
修理後に保証を提供してくれる業者を選びましょう。万が一修理後に同じトラブルが発生した場合でも、保証があれば無料で再修理してくれる可能性があります。
③料金
見積もりを取って、複数の業者の料金を比較しましょう。料金だけでなく、見積りに含まれている内容も確認する必要があります。
④対応エリア
自宅のエリアに対応している業者を選びましょう。遠方の業者だと、出張費が高額になる可能性があります。
⑤迅速性
水漏れなどの緊急トラブルの場合は、迅速に対応してくれる業者を選びましょう。
⑥丁寧な対応
説明が丁寧で、質問にしっかりと答えてくれる業者を選びましょう。
⑦許可証の有無
井戸ポンプ修理には、水道工事業者の許可が必要となります。許可証を持っていない業者は違法業者である可能性があるため、依頼しないようにしましょう。
⑧口コミや評判
インターネットなどで、業者の口コミや評判を調べてみましょう。良い口コミが多い業者であれば、安心して依頼できます。
⑨複数の業者に見積もりを取る
複数の業者に見積もりを取ることで、料金やサービス内容を比較することができます。
⑩直感を信じる
複数の業者を検討した結果、決められない場合は、直感を信じて選ぶのも良いでしょう。信頼できる業者だと感じた業者を選ぶことが大切です。
井戸ポンプ修理は、高額な費用がかかる場合もあります。そのため、業者を選ぶ前に、できるだけ自分で解決できる方法を試してみるのも良いでしょう。
井戸ポンプ修理を自分で解決する方法
・ブレーカーを確認する
ブレーカーが遮断されていないか確認し、必要に応じて復旧する。
・ホース、配管の詰まりを解消する
ホースや配管を取り外し、内部の汚れを清掃する。
・水位センサーを調整する
水位センサーの調整ネジを回して、適切な水位に設定する。
上記の方法で解決できない場合は、無理に自分で修理しようとせず、必ず専門業者に依頼してください。
まとめ
井戸ポンプは設置したら終わりではなく、定期的なメンテナンスを行わないと故障やトラブルを招いてしまいます。井戸ポンプの故障やトラブルは、早期発見・早期対策が重要です。
異常に気付いたらすぐに専門業者に相談し、適切な処置をしてもらいましょう。
この記事が、井戸ポンプのトラブル解決に役立つことを願っています。